はじめに
「ちゃんとできるかな？」「失敗したらどうしよう？」——
子供の未来を思うあまり、つい口出しや先回りをしてしまう。そんな経験、ありませんか？
実はそれが、子供の“やる気”の芽を摘んでしまっているかもしれません。
今回は、「心配性な親のありがちな行動」と、それによって起こる子供への影響、そして今日からできる改善策をご紹介します。
よくある「心配しすぎ」の行動とその落とし穴
1. 先回りしてなんでもやってあげる
「忘れ物しないようにランドセルの中身を確認」
「工作が間に合わなさそうだから代わりに手伝って完成」
→ 子供の学びや達成感のチャンスを奪ってしまう
子供は失敗から学びます。「やってみる→失敗する→工夫する→成功する」このプロセスこそが、自信ややる気につながるのです。
忘れ物が心配で「あれ持った？これ持った？」と言ってるうちに
自分で考えれない子になってしまうかもしれません。
忘れたっていいんです。
大事なのはそこで「子供が何を感じるか」
そのまま「忘れ物があってもいいや」という子供でしたら
しっかり見てあげてください。
まずは失敗させる。子供の頃に小さな失敗すらさせずに大人になってから
「こんなこともできないの？」と責められるよりはマシです。
子供の頃は、何が悪いのか何が良いのかもはっきりわかってない状態です。
いろんな経験・失敗を繰り返しているうちに自分の感性を磨いていくのだと私は思います。
2. 「ちゃんとやってる？」「大丈夫？」の過剰チェック
→ 見張られているようで、プレッシャーに感じる
親にとっては愛情の確認でも、子供にとっては「信じられてない」と感じることがあります。声かけが多すぎると、逆に「どうせ怒られるからやらない」といった無気力さに繋がることも。
子供は子供ながらにたくさんの事を考えながら生活しています。
家で子供がダラダラしていて「この子は本当に外でも大丈夫だろうか？」
と心配になることも多々あります。
でも、子供は親の見ていない所で自分の社会性を育んでいるのです。
家でダラダラしているのは、外で頑張っている証拠かもしれません。
だって、子供にとって家庭は”安らぎの場所”なんですから
3. 失敗しそうなことを先に止めてしまう
→ 挑戦の機会を失い、自分から行動する意欲が削がれる
「無理そうだからやめときなさい」は、子供にとって「僕にはできないって言われた」と聞こえてしまうことがあります。結果として、失敗を極度に恐れ、自分から動けなくなる場合も。
みなさんも自転車に乗れるようになった時、何度も失敗を繰り返しながら成功の糸口を探したと思います。
失敗こそ成功への近道
自分はこの方法じゃ上手くいかないという経験を積ませることこそが大事です。
「失敗は成功の元」とは昔の人はよく言ったものです。
みなさんも子供を信じて伸び伸びとトライさせてあげましょう。
子供のやる気を引き出すための３つの意識改革
1. 「見守る勇気」を持つ
失敗も経験。助けたい気持ちをグッとこらえて、子供自身に考えさせる時間を与えましょう。必要なときにだけ手を貸す姿勢が、自立心とやる気を育てます。
2. 「結果よりプロセス」をほめる
「テストで100点」よりも、「毎日コツコツ勉強していたね」と伝えることが大切です。努力を認めることが、次のやる気につながります。
3. 子供を「信じているよ」と伝える
「あなたならできる」「やってごらん」と、信頼の言葉をかけましょう。親に信じられている実感は、子供の背中を強く押します。
おわりに
心配する気持ちは、子を想う親の自然な感情。親なら誰だってそうしてしまうんです。
でも、少し視点を変えてみることで、子供のやる気はぐんと伸びていきます。
「失敗しても大丈夫。あなたならできるよ」
——この言葉を、まずは親である私たち自身に向けてみませんか？
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