【知っといて損なし!】「足が痛い…」は熱中症のサインかも?親が気づくべきSOS

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はじめに

夏の暑い日、お出かけ中子供が突然「足が痛い…」と言い出したら、あなたはどう感じますか?
「ひねったのかな?」「疲れたかな?」と思うかもしれませんが、実は熱中症の初期症状として「足の痛み」を訴える子供がいることをご存じですか?

今回は、見逃しがちな子供の“足の痛み”と熱中症の関係について解説します。


足が痛い=熱中症?意外なつながり

熱中症と筋肉の関係

熱中症が進行すると、体内の水分や塩分が失われて筋肉がけいれんしやすくなります。
この筋肉のけいれんが、ふくらはぎや太ももの痛みとして現れるのです。

特に子供は暑さを感じやすく、自分の体調をうまく言葉で説明できないため、「足が痛い」とだけ訴えてくることがあります。

そんな時、これから説明する事を気をつければ我が子の体調管理に役立つかもしれません。


なぜ子供の方が暑さを感じやすいの?

理由1:地面からの照り返し

アスフ

ァルトの照り返し温度は、日中で60℃以上になることもあります。
背の低い子供は、その熱に近い場所で活動しているのです。

そんな中、一生懸命大人の歩く速度に合わせて歩いていたら熱中症のリスクは上がりますよね。

理由2:体温調節機能が未発達

子供は汗腺の発達がまだ不十分で、体温調整がうまくできません。

汗をかいているうちはまだ良いです。暑いのに汗をかいていないときは要注意です!!

理由3:遊びに夢中で限界に気づかない

子供は「楽しい!」が先にくるため、自分が疲れていることに気づかない場合も多いです。

大きな公園で遊ばせていたり、日陰の少ない公園で長時間遊んでいると、子供の気付かないうちに熱中所のリスクはグングン上がっています。


子供と大人でこんなに違う!体感温度の比較表

地表からの高さ想定される対象気温(体感)
約120cm(大人の胸元)大人の顔周辺33℃
約100cm(小学校低学年)子供の顔周辺35℃
約60cm(幼児・ベビーカー)幼児・乳幼児38℃以上
約0cm(地面)アスファルトの表面温度50〜60℃以上

※日中・直射日光のあるアスファルト上での体感を想定。風や湿度の影響でさらに上昇する場合あり。


親ができる熱中症対策の工夫

  • 帽子+日傘で日陰を作ってあげる
  • 日焼け止めで紫外線をガード
  • ベビーカーには日よけ・保冷シートをセット
  • 公園は朝・夕方の涼しい時間帯を選ぶ
  • 子供が「暑い」と言う前に水分補給を促す
  • 子供の水分補給はほんとにこまめにしてあげてください。
  • 「のどが渇いた」という症状が出てる段階で、水分不足の状態にすでに陥っています。

こんな症状があれば注意!

子供が「足が痛い」と言っている時、以下のような症状が重なっていないかチェックしてみてください。

  • 顔が赤く、汗を大量にかいている
  • めまいや立ちくらみを訴える
  • なんとなく元気がない、ぼーっとしている
  • 頭痛や吐き気がある
  • 足や手がぴくぴくとけいれんするような動き

これらが複数当てはまる場合、軽度〜中度の熱中症の可能性があります。

すぐに遊ぶのをやめて、お家に帰るか、避暑地に避難してください。


対応のしかた:家庭でできる応急処置

もし子供が熱中症かもしれないと思ったら、以下の対応をすぐに行いましょう。

  1. 涼しい場所に移動させる(クーラーのある室内や日陰など)
  2. 衣服をゆるめて、体の熱を逃がす
  3. 水分と塩分を同時に補給(スポーツドリンクや経口補水液など)
  4. 太ももやふくらはぎを優しくマッサージしながら休ませる
  5. 回復しない場合や、意識がぼんやりしている場合はすぐに病院へ!
  6. 普段と違うと感じたら、すぐに以上の行動をしてみてください!

親が知っておきたい!予防のポイント

  • 朝食をしっかり食べてから登園・登校する
  • 外遊びは気温・湿度を確認してから
  • 暑い日は無理をさせず、こまめな休憩をとる
  • 水筒には塩分入りの飲み物を持たせる
  • 「足が痛い」は、休ませるサインとして大切に受け取る

おわりに

「足が痛い…」は、もしかしたら体からの“もう限界だよ”というサインかもしれません。
暑い日には、子供の声に耳を傾け、小さな変化を見逃さないようにしましょう。

普段は、「親も疲れてるから抱っこはムリ・・・」と感じてしまう場面でも、気温の高い時期は気をつけなければなりません。

親が気づいてあげることで、熱中症の重症化を防ぐことができます。

何気ない子供の発言にも気をつけて、熱中症を予防しましょう!

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