子供が遊んでくれなくなる日

人生論

「ママ、一緒に遊ぼう!」「パパ抱っこして!」

その言葉がうれしくもあり、時には「ちょっと待ってね」と言いたくなることもありますよね。
家事に追われて、やることも山ほどあって、ゆっくり遊ぶ余裕なんてない日もたくさんある。

でも、知っていますか?
その「一緒に遊ぼう」と言ってくれる時間には、終わりがあるということを。

📊 年齢別:ママ・パパと過ごす時間の目安(平日)

年齢ママと過ごす時間パパと過ごす時間備考
0〜2歳約10〜12時間約2〜3時間育休中のママが多く、パパは夜と休日が中心
3〜5歳約7〜9時間約2〜3時間保育園・幼稚園時間が増える
小学校低学年約4〜6時間約1〜2時間放課後は学童や友達と遊ぶ時間が増える
小学校高学年約2〜4時間約1時間前後習い事や友達との外出が多くなる
中学生約1〜2時間約30分〜1時間勉強や部活動が中心、家族との会話時間が減る
高校生約30分〜1時間約30分未満自室・スマホ・友達との時間が圧倒的に多くなる

※時間は目安であり、この限りではございません。

📊 年齢別:0〜18歳までの親子で過ごせる時間(平日+休日含む)

年齢帯平日平均(5日)休日平均(2日)年数合計時間(概算)
0〜2歳約10時間約12時間3年約12,480時間(520日間)
3〜5歳約7時間約10時間3年約9,880時間(約411日間)
6〜12歳(小学生)約4時間約7時間7年約12,740時間(約530日間)
13〜15歳(中学生)約2時間約4時間3年約3,640時間(約151日間)
16〜18歳(高校生)約1.5時間約3時間3年約2,730時間(約113日間)
合計約41,470時間
(約1,727日(4年7か月))

なんと寝ている時間を計算すると子供と関わっている時間は概算で4年7か月しかないのです。


🧑‍🎓 18歳を過ぎたら、会う時間はぐんと減る

子どもが高校を卒業し、大学進学や就職で家を出ると、もう毎日は会えません。

成人してから親と会う時間は、こんなにも少なくなります。

年代年間会う回数1回あたりの時間年数合計時間(概算)
18歳〜80歳平均4回約12時間約60年約2,880時間(120日間)

たったの 2,880時間

60年間のうち約120日間分の時間しか子供に会えないのです。

(※男の子と女の子でだいぶ差異はあると思いますが)
つまり、一生のうち97%以上の親子時間は、子どもが18歳になるまでに集中しているのです。

あなたが人生80年だとしたら、子供一人と関われる時間にしてたった5年1か月程度しか関われないって事なんです。

なんて尊い時間なんでしょう。


小さな手がママを求めてくれる時間

赤ちゃんの頃は、どこへ行くにもママと一緒。
お風呂も、寝るのも、遊ぶのも、全部ママのそばが安心の場所。

よちよち歩きの頃には、「ママ、みて!」と何をするにもママを呼ぶ。
ママが笑ってくれるだけで、自分が誇らしくなる時期。

幼稚園や保育園の頃には、少しずつ世界が広がっていくけれど、それでもやっぱり「ママと遊びたい」「ママとお出かけしたい」がいちばんの楽しみ。


小学生になると、世界が変わっていく

学校が始まり、友達ができて、習い事も始まり…
「今日は○○ちゃんと遊ぶ約束したから!」と、いつの間にか自分の予定が優先になっていく。

お母さんの隣より、友達との世界が楽しくなる。

それは成長の証であり、誇らしいことでもあります。
だけど、ふと気づくと、「ママと遊ぼう」なんて、もう言ってくれなくなっていた。


「今が大変」だからこそ、未来の私に伝えたい

毎日が慌ただしくて、つい「あとでね」と言ってしまう。
でも、それが“最後の一緒に遊ぼう”だったかもしれない。

「毎日一緒にいるのが当たり前」な今は、
「一緒にいることが特別だった」と気づく未来への贈り物。


今この瞬間が、宝物になる

ママと一緒におままごとをしたこと。
絵本を何度も読んだこと。
お絵かきして、「ママ、上手?」って聞いてきたこと。

全部、子どもにとってもママにとっても、
思い出の一ページになる。

子どもが大きくなって、離れていくその日まで、
たくさん笑って、たくさん遊んで、たくさんの「大好き」を伝えよう。


おわりに

「子どもが遊んでくれなくなる日」は、必ずやってきます。
それはさみしいけれど、成長の証。

段々ステージを乗り越えてママもパパも成長していきます。

我が子が小学生になってから、スーパーで幼稚園児くらいの子が駄々をこねて困っているママ・パパを見ると

「そうだよね(;_;)その時期は大変だよね」って思います。

でも、当事者の時は全くわからないのです。

たとえ貴重な時間とわかっていても、大変なのは大変なんですよね。

でも、ふとした瞬間にこのことを思い出してほしいです。

今は「大変な毎日」でも、その時間は二度と戻ってこない、かけがえのない時間だってことを。

どうか、今日という日が、
未来のあなたにとって「抱きしめたくなる思い出」になりますように。

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