世界のハロウィンはこんなにちがう!最初のランタンはカブ?

子供に教えたい

仮装して、かぼちゃを飾って、お菓子をもらう。日本でもすっかりおなじみのハロウィンですが、世界では国によって祝い方がまったくちがいます。

結論:ハロウィンはもともとアイルランドなどの古いお祭りで、最初のランタンはかぼちゃではなく「カブ」でした。お菓子をもらう前に芸をする国、青緑のかぼちゃを飾る国もあります。親子で「へえ〜」と話せる世界のハロウィンを集めました。

▶ もともと何の日? ▶ 国ごとのちがい ▶ 家でまねできること

ハロウィンって、もともと何の日?

ハロウィンのもとになったのは、2,000年以上前から今のアイルランドやスコットランドなどに住んでいたケルト人の「サウィン」というお祭りです。10月31日は1年の終わりで、この世とあの世の境目があいまいになり、亡くなった人の魂や悪い霊がやってくる日と考えられていました。

仮装をするのは、悪い霊の仲間のふりをして、つれていかれないようにするためだったと言われています。

最初のランタンは「カブ」だった

写真:Smirkybec/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

アイルランドやスコットランドでは、カブをくりぬいて顔を彫り、中に明かりを入れたランタンを作って、悪い霊を追いはらっていました。

その後、アイルランドやスコットランドから多くの人がアメリカに移り住みました。アメリカで手に入りやすく、大きくて彫りやすかったのがかぼちゃ。こうして、今のかぼちゃのランタンが広まったのです。

国によってこんなにちがう!

国どんなふうに祝う?日本とのちがい
アメリカ家ごとにかぼちゃを飾り、子どもが近所の家をまわってお菓子をもらう2026年のハロウィンの支出は約135億ドル(全米小売業協会の予測)。いちばんお金を使うのは仮装(約44億ドル)
スコットランド子どもが仮装して家をまわる「ギーシング」お菓子をもらう前に、歌やなぞなぞ、ジョークを披露する
アイルランドハロウィンの発祥の地のひとつ。「バームブラック」というフルーツパンを食べるパンの中に指輪などが入っていて、当たった人の将来を占う
メキシコ11月1日・2日の「死者の日」。亡くなった家族をむかえるお祭りハロウィンとは別のお祭り。悲しむ日ではなく、明るくにぎやかに祝う
日本仮装パーティーやイベントが中心近所の家をまわってお菓子をもらう習慣は、まだあまり広まっていない

メキシコの「死者の日」

写真:Luisroj96/CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

家に祭壇をつくり、亡くなった家族の好きだった食べものや写真をかざります。オレンジ色のマリーゴールドの花と、砂糖でできたカラフルなガイコツが目印です。2008年には、ユネスコの無形文化遺産にも登録されました。

ディズニー/ピクサーの映画『リメンバー・ミー』は、この死者の日がお話の舞台です。見たことがある子なら、「あの映画のお祭りだよ」と言えばすぐに伝わります。

アメリカの「青緑のかぼちゃ」

アメリカでは、家の前に青緑色(ティール色)のかぼちゃを置く家があります。これは「食物アレルギーがある子のために、お菓子以外のもの(シール・鉛筆・光るブレスレットなど)も用意しています」という合図です。アメリカの食物アレルギーの団体が広めた取り組みで、どの子もハロウィンを楽しめるようにという思いが込められています。

ほかにも最近のアメリカでは、お菓子の代わりにじゃがいもを1個ずつ配る「トリック・オア・テイター」という、ちょっと変わった流行りもあります(じゃがいもの業界団体も応援している流行りです)。

今年、家でまねできること

まねする国やってみること
スコットランドお菓子をわたす前に「なぞなぞ1つ」「歌1曲」を披露してもらう。おうちハロウィンが一気に盛り上がる
アイルランドみかんの皮やかぼちゃの絵に、カブのランタン風の顔をかいてみる(本物を彫るなら刃物は大人が担当)
メキシコおじいちゃん・おばあちゃんや、亡くなった家族の思い出話をする。写真を1枚かざってもいい
アメリカお菓子だけでなく、シールや鉛筆も用意。アレルギーのある友だちとも一緒に楽しめる

まとめ

  • もともと何の日?:アイルランドなどのケルト人のお祭り「サウィン」。10月31日は霊がやってくる日
  • 最初のランタンは?:カブ。アメリカに渡って、かぼちゃになった
  • 国ごとのちがい:スコットランドは芸を披露してからお菓子、メキシコは明るく家族をむかえる「死者の日」
  • 家でまねするなら:お菓子の前に「なぞなぞ1つ」。これだけで世界のハロウィン気分

ハロウィンの次は、12月を毎日楽しむヨーロッパの習慣「アドベントカレンダー」も紹介する予定です。

※参考:全米小売業協会(NRF)「2026年ハロウィン消費調査」(2026年9月、消費者7,889人)、スコットランド・ナショナル・トラスト「スコットランドのハロウィンの伝統」、食物アレルギー研究教育団体(FARE)「ティール・パンプキン・プロジェクト」、ユネスコ無形文化遺産(死者の日、2008年)。ハロウィンの起源には諸説あります。

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