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「うちの子、本を全然読まない…」「動画ばかりで大丈夫?」と気になっていませんか。10月27日から始まった読書週間に合わせて、小学生の「読書ゼロ」が25年ぶりに1割を超えたという調査が発表されました。
結論:本を読まない子は増えていますが、9割近くの子はまだ読んでいます。漫画でも、学年より簡単な本でもOK。親が「読む時間」と「好きな1冊」を用意すれば、今からでも読む子になれます。
▶ 何がわかった? ▶ なんで読まない? ▶ どうすれば読む? ▶ 読まない子に向く本
何がわかった?「読書ゼロ」の小学生が13.4%
全国学校図書館協議会が2026年6月、全国の小学4年生〜高校3年生、約1万人に聞いた「学校読書調査」の結果です。1か月に本を1冊も読まなかった子の割合は、こうでした。
| 本を1冊も読まなかった | 漫画を1冊も読まなかった | |
|---|---|---|
| 小学生 | 13.4%(5年連続で増加) | 28.2% |
| 中学生 | 24.0% | 40.2% |
| 高校生 | 49.7% | 50.8% |
小学生の「読書ゼロ」は、2002年からずっと1割未満でしたが、25年ぶりに1割を超えました。今回はじめて調べた漫画も、小学生の約3割が1冊も読んでいませんでした。
ほかの家庭ではどう?「うちだけ」ではありません
逆に言えば、小学生の約87%は、1か月に1冊以上は本を読んでいます。まだ多くの子は読んでいて、「うちの子だけ読まない」と感じやすい状況です。
また、教科書の出版社・啓林館が2026年8月に小学生の保護者612人に聞いた調査では、児童書を読む子の3割以上が、学年の目安とは違う対象年齢の本を読んでいました。「小3なのに低学年向けの本ばかり」というのも、めずらしくありません。
なんで読まなくなったの?
調査をした協議会の担当者は、「暇な時間に本や漫画を読んでいた子どもが、今はスマートフォンで時間をつぶすようになった」と見ています。家庭でよくあるのは、こんな理由です。
- すき間時間が動画やゲームに:5分あれば動画が1本見られる
- 読む時間がない:習い事・宿題・学童で、夜はもう眠い
- 本が「楽しい」になる前に「勉強」になっている:感想文や「ためになる本を読みなさい」
- 本との出会いがない:家に子どもが選んだ本がない、図書館に行く時間がない
本を読まないと、どうなる?
国立青少年教育振興機構の調査(2013年)では、子どものころに読書をよくしていた大人ほど、「未来に前向き」「人を思いやる」「自分を肯定できる」などの意識が高い傾向がありました。とくに、小学校に上がるころまでに家族から昔話を聞いた経験との関係が大きかったそうです。
ただし、これは「関係がある」という結果で、本を読めば必ずそうなる、というものではありません。読まないと困る、と焦るより、「読むと楽しい」を増やすほうが近道です。
どうすれば読むようになる?今日からできる5つ
| やること | ポイント |
|---|---|
| ① 漫画も「読書」にする | 学習漫画でも、好きな漫画でもOK。まず「ページをめくる楽しさ」から |
| ② 学年より簡単な本でいい | 3割以上の子が学年の目安と違う本を読んでいる。読める本がいちばんの本 |
| ③ 親も同じ本を読んで、感想を言い合う | 協議会の理事長も「同じ本を読んで感想を言い合う」ことをすすめている |
| ④ 小学生になっても読み聞かせ | 自分で読むのが大変な子も、聞くのは好き。続きが気になれば自分で読み始める |
| ⑤ 寝る前10分は「本の時間」 | 動画を見ない時間を先に決める。ふとんの中で読むのは特別感がある |
図書館や本屋さんでは、子どもに自分で選ばせるのがコツです。親から見て「くだらない」本でも、自分で選んだ1冊は最後まで読みます。
本を読まない子に向く本(年長〜小3)
「1冊読み切れた!」を作りやすい、絵が多くて短い定番シリーズを選びました。
パンどろぼう
年長〜小1/柴田ケイコ(KADOKAWA)
パンにかくれてパンを盗む「パンどろぼう」が主人公の絵本。絵も可愛くなんとも魅力的なキャラを描く柴田ケイコさんの作品の中でも特におすすめの作品。小さい子から大人まで楽しめます。
読まない子に向くわけ:1冊がすぐ読み終わり、絵を見ているだけで笑えるので、読み聞かせから入りやすい
おしりたんてい
年長〜小2/トロル(ポプラ社)
おしりの形をした探偵が、なぞを解いていくシリーズ。絵の中にかくれた手がかりを探す場面があります。
迷路やお尻探しなど、読む以外にも楽しい仕掛けがたくさんあります。なんと、おしり探偵のIQは1104!
読まない子に向くわけ:「探しながら読む」ので、文字を読むのが苦手な子でもゲームをしながら楽しめます。
かいけつゾロリ
小1〜小3/原ゆたか(ポプラ社)
いたずらの王者をめざすキツネ・ゾロリの冒険シリーズ。だじゃれやおならのネタがたっぷりです。
勉強になるお話もあり、読み聞かせなら幼稚園児でも楽しく読めます。ゾロリのずる賢さも学べて、生きる力を学べるかもしれません(^_^;)笑
うちの二人の子供も大好きです。
あまりにも沢山のシリーズが出ている作品なので、我が家では図書館で借りて沢山読んでいます!笑
読まない子に向くわけ:ほぼ全ページに絵があり、文字が多くないので、はじめての「読みもの」にちょうどいい。でもお話が長いので休み休み読むことになるかも。
ざんねんないきもの事典
小1〜/今泉忠明 監修(高橋書店)
生き物の「意外とざんねん」な特徴を、1ページに1つずつ紹介する本です。クスッと笑える動物がたくさんです。
読まない子に向くわけ:どこから読んでもよく、1話が短い。「ねえ知ってる?」と家族に話したくなる一冊です。
バムとケロ
年長〜小2/島田ゆか(文溪堂)
しっかり者の犬・バムと、元気いっぱいでいたずら好きなケロちゃんの毎日をえがいた絵本シリーズ。1994年の『バムとケロのにちようび』から続く、子どもから大人まで人気のシリーズです。1ページ1ページ書き込まれてるキャラ全てにストーリーがあり、いろんなキャラのサイドストーリーも可愛いのでぜひ探してみてほしいです。
読まない子に向くわけ:文が少なく、絵のすみずみまで細かくかきこまれているので、読むたびに新しい発見がある。「もう1回読んで!」が生まれやすい。何度でも読みたくなる一冊。
よくある質問
Q. 漫画ばかりでも大丈夫?
A. 大丈夫です。今回の調査では、漫画さえ1冊も読まない小学生が約3割いました。漫画を読めているだけでも、絵と文字から話を追う力は育っています。そこから、絵の多い読みものにつなげていきましょう。
Q. 何冊読めばいいの?
A. 冊数より「楽しかった」が大事です。まずは月に1冊、最後まで読めたらほめてあげてください。
Q. 読書感想文がきらいで本もきらいに…
A. 家で読む本は、感想を書かせなくてOKです。「どこが面白かった?」と一言聞くだけで十分です。
まとめ
- 何がわかった?:1か月に本を1冊も読まない小学生が13.4%。25年ぶりに1割超え
- ほかの家庭は?:約87%は読んでいる。学年より簡単な本を読む子も3割以上
- なんで?:すき間時間がスマホや動画に
- どうする?:漫画も簡単な本もOK。親も同じ本を読んで、寝る前10分を本の時間に
動画やゲームとの付き合い方は、小学生のスマホはいつから?やゲーム時間のルールも参考にしてください。
※参考:全国学校図書館協議会「2026年 学校読書調査」(読売新聞 2026年10月27日)、新興出版社啓林館「小学生の児童書の読書実態に関する調査」(2026年8月、小学生の保護者612人)、国立青少年教育振興機構「子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究」(2013年)。本の対象学年はこの記事での目安です。
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